- 千代田区防災ポータルサイト
- 防災知識
- 火山対策
防災知識 火山対策
火山の噴火は、地震同様に事前の予測が非常に難しい現象です。いつ起こるか分からない噴火・降灰に備えて、日頃から知識を身に着けておくことや、いざという時のといった備えをしておくことが重要です。
千代田区における富士山の火山噴火への対応
千代田区では、地域防災計画(火山対策編)を策定し、火山対策の検討を進めておりました。この度、国や東京都により「富士山の大規模噴火が発生した際の首都圏の対策や考え方」がガイドラインや計画等で提示されました。これに伴い、区としての降灰への対応を具体化するため、富士山噴火に伴う降灰調査を実施いたします。
調査内容
-
区内における降灰量等の算出
-
道路の除灰方法の検討
-
仮置場候補地の調査
調査結果等は追って本ページや区HP等で周知を図ります。
国や都の取り組み
国や東京都では、富士山噴火を想定した防災対策について、専門的な検討や情報整理を行い、噴火時の注意点や行動の考え方を示しています。火山噴火や降灰に関する詳しい情報については、内閣府HPをご覧ください。
動画
マンガ
富士山の火山噴火について
日本には111の活火山があり、気象庁ではこのうち51の火山を常時観測しています。千代田区の火山対策は、噴火した際、都心及びその周辺に甚大な被害や影響をもたらす恐れのある「富士山」の噴火降灰を主としています。
-
富士山の概要
-
富士山は、フィリピン海プレート、北米プレート、ユーラシアプレートが接する地域に、静岡県及び山梨県の二間にまたがって位置している成層火山です。富士山の山頂火口から千代田区までの距離は、約100kmです。
-
富士山は、古文書等の歴史的資料によると、781年以降に10回の噴火が確認されています。中でも1707年12月に発生した宝永大噴火は、現在最も新しい噴火であるとともに、最大のものとされています。記録では、100km離れた江戸にも火山灰が積もったことが残されています。
-
被害想定
-
本想定は国が設置した「富士山ハザードマップ検討委員会」が公表した「富士山ハザードマップ検討委員会報告書」を基にしています。
-
噴火の規模想定:宝永大噴火と同等(継続時間16日間)
-
降灰範囲:千代田区 2~10㎝程度
火山噴火・降灰がもたらす日常生活への影響
-
交通への影響
火山灰が降ると視界が悪化します。自動車が火山灰を巻き上げることで、さらに視界が悪化します。
道路上に火山灰が積もると、湿っていても乾いていても非常に滑りやすくなり、ブレーキが利きにくくなります。火山灰が厚く積もると、道路が通行不可能になります。 -
給水への影響
降灰によって水の汚濁、給水装置の遮断・破損が起きることがあります。降灰に伴う清掃用水の需要が増加することで、しばらくの間、水不足になることがあります。
-
電力への影響
降灰によって停電が起きることがあります。湿った火山灰には導電性があり、電源供給装置の清掃を行う際に感電することがあります。
-
建物被害
火山灰の重みによって屋根が崩壊することがあります。屋根上に積もった火山灰の清掃をする際に、人の重みが加わり屋根が崩壊することがあります。
-
健康被害
火山灰は非常に細かい粒子であり、吸い込むことで呼吸器系への影響が生じる可能性があります。特に高齢者、子ども、呼吸器疾患のある方は注意が必要です。
噴火に対する日頃からの備え
火山灰に備えた備蓄をしましょう。
-
火山灰対策に特化した備蓄
火山灰が目や肺に入ると健康に影響が出る恐れがあります。以下の降灰用資機材を備蓄しましょう。
-
地震や水害等、他の災害でも活用できる備蓄
備蓄品は最低3日分以上、推奨は1週間分、可能であればそれ以上用意しましょう。
・水・食料(水は一人1日3リットルが目安)、携帯トイレ(一人1日5回分が目安)、救急箱・常備薬、カセットコンロ・ボンベ、手回し充電式ラジオ、懐中電灯、乾電池、モバイルバッテリー、 LEDランタン・ヘッドライト、アルコールスプレー、除菌ウエットティッシュ、ガムテープ、新聞など
火山灰対策マスク(防じんマスク)
顔に密着し、産業用として認証されたマスク
火山灰対策ゴーグル
火山灰が眼に入るのを防ぐためのゴーグル
除灰用スコップ
降灰を取り除くためのスコップ
ヘルメット
降灰除去作業の際のヘルメット
レインコート
服の繊維の中に入り込むのを防ぐためのレインコート
手袋
手の皮膚を守る、目や口などの体内に入るリスクを減らすための手袋
噴火した際に取るべき行動
-
情報収集
東京都や千代田区、気象庁等の発信する情報に注意し、情報収集を行ってください。
-
千代田区では、防災ポータルサイト、防災アプリ、安全・安心メール、区公式SNS(LINE、X、Facebook)等で随時情報を発信いたします。
-
気象庁のホームページでは、以下に関する情報を確認できます。
その1 噴火警報・予報
噴火に伴って、生命に危険を及ぼす火山現象(大きな噴石、火砕流、融雪型火山泥流等)の発生が予想される場合やその危険が及ぶ範囲の拡大が予想される場合に「警戒が必要な範囲」(生命に危険を及ぼす範囲)を明示して発表されます。その2 降灰予報
噴火後に、どこに、どれだけの量の火山灰が降るかについて、詳細な情報が発表されます。 -
-
降灰がある場合は・・
-
ゴーグル、防塵マスク等を着用し、目や口を守りましょう。
火山灰が目に入ると角膜剥離などを引き起こす可能性があるため、コンタクトは付けず、メガネを使用しましょう。
-
火山灰が家に入らないよう、窓を閉めましょう。
外出時に火山灰が降り始めてしまった場合は、火山灰が降り止むまで屋内に留まりましょう。
-
噴火・降灰時の注意事項
-
自動車や自転車の運転は控えてください
少量の降灰でも視界が悪化し、道が滑りやすくなります。自動車・自転車の運転は控えてください。
どうしても運転せざるを得ない場合には、日中であってもヘッドライトを必ず点灯し、徐行運転を心がけるとともに、歩行者に十分注意して走行しましょう。火山灰は自動車の故障の原因にもなります。 -
火山灰に対してやってはいけないこと
-
火山灰の水浸しNG
清掃の際に火山灰を湿らせることで飛散を防止できますが、水浸しにすると塊になって清掃がより困難になります。また、屋根に積もった火山灰が水を含んで重くなると、屋根が落ちる危険性が高まります。
-
火山灰を道路に捨てない
火山灰を道路上に捨てないでください。火山灰が風で飛散してしまいます。区からのお知らせがあるまでは、各家庭等で保管してください。
-
火山灰を流さない
火山灰を排水溝や雨水ますに流してはいけません。排水管を詰まらせるおそれがあります。
-
-
火山灰の正しい清掃・廃棄
家屋等に積もった火山灰は各家庭で収集し、千代田区からのお知らせがあるまでは、保管しておくようお願いします。
通常のポリ袋で保管する場合は非常に破れやすいため、袋を二重にして使用するなどして、火山灰が飛散しないよう注意してください。
